この仕事をするうえで進路指導というものはどうしても切り離せないですね。
では、進路指導とはなんなのでしょうか。
「この成績だと〇〇高校は合格できるはずですよ」
「今のままだと〇〇高校に行けないですよ」
などと保護者や本人に伝えることでしょうか。
やり取りの中でそんなフレーズが出てくることもありますが、
そんな誰でも言えるような言葉を塾に求めているわけではありませんよんよね。
少し話がそれますが、私が中学生、特に中3受験生に期待するものは、「本人の意思」です。
高校受験は中学生が成長するためのイベントだと思っているからです。
なので志望校や受講教科などを自分で決めることで合格を掴みとってほしいのです。
この自分で考え実行して味わった達成感はそのあとの人生でも糧になるはずです。
私のなかで進路指導は意思確認のようなものかもしれません。
ただ、最初のうちは何から何まで自分で決めることは難しいと思うので、
例えばこのようなリードをしています。
「志望校が決まっているなら、受験方法はどうするのか?」
「推薦を狙うなら内申対策を。あといくつ足りないのか?そしてどの教科が上がる可能性があるのか?加点措置は何があるのか?」
「一般入試なら3教科をどう対策するのか?苦手な教科は週に何コマ受講するのか?」
志望校が決まっていないなら、まずは自分の位置を知ることから始まるので
そのために学力テストは1年生のうちから受験してもらいます。
志望校の記入も何かきっかけになることもあるでしょう。
今の学力から目指せる学校や何か条件(アクセス、校風など)を言っていただければいくつか提示致しますが、決めるのは本人の意思だと付け加えております。
中学3年生になったからといって、自動的に受験生の自覚が生まれるわけではありません。
1年生のうちから学校を調べたりするうえで少しずつ育むものです。
そのような種まきをしつつ成長を促しますが、
通うのは本人だからこそ、最終的には本人の意思を尊重したお話をさせてもらいます。
そしてもう一つ、大切にしていることは
「保護者と生徒本人の考えを整理してあげること」です。
親子と言えども意見や方向性が疎通ができているとは限りません。というより親子故ですかね。
そういった場合には橋渡しができるように心がけております。
そして今や、本でもネット上でも受験や学校の情報はありふれているわけですから、
そのまとまっていない考えや情報を整理することができるのは、
データに基づいた客観的な意見と経験によるものではないでしょうか。
では、実際に受験期にはどのようなお話をさせてもらうかというと、、、
それは通塾されている方のみの特権ですね。
授業だけではない世田谷学習塾の強みを知っていただければと思います。
世田谷学習塾
塾長 近藤
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